Breughel1
ブリューゲルの版画
Qui bête va à Rome, tel en retourne. (馬鹿はローマに行って戻ってきても、やっぱり馬鹿だ)という諺に見られる、「ロバは馬にはなれない」というモチーフは、次の1557年のブリューゲルの版画にも使われています。
(フランス国立教育博物館の MNEMOSYNE で閲覧可能)。
騒ぎ放題の子供を描いたこの版画の下部に、それぞれラテン語と古いオランダ語で次のように書かれています(同博物館の解題のフランス語訳から逐語訳してみます)。
- 誰かが馬鹿なロバを学校にやっても、ここでもあそこでもロバならば、ロバは馬になることはない。
- ロバは勉強しに学校に行っても、ロバであるなら、馬になって帰ってくることはない。
平たく言えば、馬鹿は学校に行っても利口にはならない、というわけです。
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